レバレッジとは何か?
FX をやらない人/やり始めて間もない人は、結構レバレッジが何であるかを誤解していることが多いように思います。例えば、「ネット証券の取引注文画面では、レバレッジの条件設定ができて、 50倍とか100倍とかを選択してトレードしている・・・」みたいなイメージを持っている人が多いように思います。
実際は、逆です。
実際には必要証拠金という金額が効いてくるのです。
・・・なんていうと、混乱してしまうと思いますので、具体的な例を出してみます。
例えば、ドル円の外為証拠金取引(FX)で1万ドルで取引したいと思ったとします。今ドル円のレートが大体87円(2010.07.19現在)くら いなので、普通に考えたら87万円以上の軍資金が必要です。でも、実際にはそれよりもずっと少ない額で取引できます。一種の信用取引ですね。
ずっと少ない額って、いくらな の?・・・というのが、必要証拠金なのです。
最低限必要な証拠金は取引の1%でいいですよ、というとき、この例だと1万ドル×87円×1%=8700円です。(この値は業者によって変わってきます)
8700円あれば87万円の取引が動かせ るんですね。(ただ、ギリギリで勝負すしていると、ほんのちょっとした為替変動であっという間に強制ロスカットですが・・・)
このように、
レバレッジ = 取引で動かす金額 ÷ 必要証拠金
という図式があるわけです。レバレッジというと分かりにくいですが、「今自分が行おうとしている取引の必要証拠金は どれだけか?」ということを、表現を変えて表しているだけなのです。
ちなみに、レバレッジ規制法により2010.08.01からレバレッジは最大50倍までとなってしまいます。さらに2011.08.01からは、レバレッジ最大25倍までとなってしまいます。100倍とか200倍とかのハイレバレッジを掛けられるのが魅力だったのに・・・。
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